停留睾丸
とは・・・
男の赤ちゃんの場合、赤ちゃんがまだお腹の中にいる時、赤ちゃんの睾丸(こうがん)は始め背中周りにあるそうです。
それが妊娠週数が進み、産まれた時すでに陰のう(袋)内に下降しているのが正常の状態です。
この下降経路の途中で、何らかの障害により下降が停止している状態があります。
これが停留睾丸と呼ばれる病気です。

停留睾丸は、日常診療でもっとも高頻度に遭遇する睾丸の失天異常で、多くが1歳くらいまでに下降するそうです。
男の子の検診には必ず「睾丸が降りているか」のチェック項目がありますよね。
1歳を過ぎても降りて来ない場合、それ以降に降りてくる確率は無いに等しいそうです。

睾丸が正常な精子を作る為には、体温よりも2〜3度ほど低い温度環境が必要なので、通常は体外である袋の部分に睾丸が収まっているわけなんですね。
だから睾丸が停留している位置が高ければ高いほど、精子への熱の障害により正常な精子が作れないという事になってしまうそうなんです。
子供が作れない、もしくは健康な子が産まれて来ない。まだ赤ん坊の時からそんな運命なんて余りにも可哀相。
しかも停留睾丸は正常睾丸の数十倍くらいの率で腫瘍化しやすいと考えられているそうです。
したがって、治療としては、できるだけ早期(1〜2歳まで)に
手術を5歳以上の年齢になって施行しても、既に起こった睾丸の障害は回復しがたいそうです。
睾丸を陰のう内に固定する手術(睾丸固定術)を施行する事を勧めているそうです。
また、主治医の言うには小さな頃の方が記憶があやふやなので、心の傷にも残りにくいんじゃないかという考えで早めに手術をという方針でもあるみたいです。
ちなみに停留側に鼠径ヘルニアを合併する頻度も高いので、同時に鼠径ヘルニアの治療を行うケースが多いらしいです。

そして停留睾丸とは別に移動性睾丸というのもあります。
睾丸が袋に降りていたり、上がったりと移動する睾丸の場合を移動性睾丸と言うそうです。
こちらは停留睾丸とは違い、手術の必要は無いそうです。



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